相見積もりの必要性と落とし穴
ある程度金額の張るリフォーム工事は相見積もりしていますか?
最近はインターネットやSNSなどでも住宅のリフォーム工事に関する情報が多く見られますよね。
その中でもよく使われているのが『相見積もり』という言葉。
つまり業者1社だけに見積もりを取って決めるのではなく、何社からか見積もりを取って比較してからお願いする業者を決めましょうということです。
このブログでも同様の話を何度かしていますよね。
これはリフォームをお考えの方には必ずやって欲しいことです。
私としては3~4社程度の見積もりを取ってみることをお勧めします。
多いに越したことはないと思いがちですが、あまり多いと時間もかかりますし比較する内容がぼやけてしまったりもします。
また最近よく見る一括サイトでの見積りもあまりお勧めしません。
中間マージンが当たり前にかかっていますし、何より業者の顔が見えないですよね。


相見積もりで何を比較していますか?
さて見積もりを複数社から取りいよいよ比較してみます。
その時あなたの比較する項目は何ですか? 使われる材料、器材はもちろん工法や施工範囲といったことにも注意して見ていますか?
リフォームの仕事をいていますと、以前にもリフォーム施工した形跡がある場合も良くあります。
そのこと自体は問題ありませんが、納まりを理解せずに施工してあったり、手抜きなのか技術がないのか「えっ!」という施工にぶつかることもあります。
そんな業者にあたってしまったそのお宅は可哀そうですよね。
では何故そのような業者にお願いしてしまったのか・・・。
見積もり比較の時にトータルの価格が最重要の比較ポイントになっていませんか?
最も重要視するべきは見積もりに記載されている『施工内容』です。
ご自分の家にとって、またライフスタイルや人生設計など考えて、どういうリフォームが最も良いのかを考え決めてから価格の比較をして欲しいのです。
価格差の理由は何か。業者の顔を見ながら決めることも大事です。
これも以前にブログに書きましたが、「〇〇工事 一式」なんて書いてくる業者ははっきり言ってNG。
使用する製品のスペックはもちろん施工方法(部位)なども判りやすく記載してくれているとありがたいですよね。
またそこまで詳しく書かれていなくても直接業者さんに聞きたいことを聞くことも有りです。
ちゃんとした業者はしっかり答えてくれるはずです。
そこで同等の工事内容、工事品質であることが判って初めて価格の比較です。
もちろん予算もあるでしょうから、そんな時は少しスペックを落としたらどうなるかも聞いてみれば良いと思います。
そうでなくても必ず業者とは顔を合わせてお話をしてください。
スペックを落としても問題なければ見積もりを出し直してくれるでしょうし、そこの品質を落とすと家のために良くないのであればそう説明してくれます。
では価格の安い業者さんは何故その部分を見積りに入れていないのか? またそこでそちらの業者に聞いてみれば良いのです。
住宅リフォームは何十万円、場合によっては何百万円も費用がかかります。
ちゃんとした業者は面倒くさがらずに説明してくれます。
もし誤魔化そうとしたり話を逸らしたり、いい加減な答えで済まそうとしたりする業者であれば・・・、ほら相見積もりでしっかりと業者の比較ができましたね。
