リフォーム工事の値上がり状況は?
値上がりの影響はいよいよ企業努力だけでは抑えきれない状況に!
世の中では食品や公共料金など多くの物が値上がりして、家計のやりくりが大変だなんて声もよく聞きます。
実際、家計簿をつけている方は1年前、5年前というように比較してみると、びっくりするぐらい値上がりしている状況です。
リフォーム工事では、その都度状況や改修(補修)の内容が違うので、弊社ではまず見積書を作成し、内容をご説明したうえで発注いただきます。その為お施主様自身は過去と比較して高いのかどうかは分かりにくいと思います。
しかし実際には材料関係はほぼすべて昨年より上がってきていますし、さらにここにきてガソリンの再高騰により運送費が爆上がりしそうです。
運送業界の2024年問題と相まって、今後どのくらい値上がりしてくるのか、今から戦々恐々としています。
大手メーカーや大手代理店の値上げは待ったなし😢
そんな中で、大手のメーカーさんはここのところ年中行事のように値上げを言ってきます。
弊社のように末端(この言葉は好きでない。)元へ、より施主様に近い立場の業者は、言われるままの価格で買うしかありません。
地場の大手代理店さんも当然のようにスライドで値上げしてきます。
その皺寄せは、より施主様に近い立場の我々に来るのですが、最も影響を受けるのは現場の作業員、つまり職人さんたちです。
こんな状況では職人さんたちの数は減っていく一方です。
それで腕の良い職人は育ちません。
結果、ダメ工事が多くなり、お施主様に最後の皺寄せがくるのです。
ちゃんとした工事には適正な工賃がかかることを知ってください。
これからも良いリフォーム工事を提供させていただくために、企業努力を続けていきたいと思います。
ただ、良い工事を行うには適正な工賃が必要であることを皆さんに知っていただき、ご理解をいただきたいのです。
このことはこれまでも何度もこのコラムでもお伝えしてきました。
安く請け負う業者には、ほとんどの場合安い価格で請け負える理由があります。
そんな業者には決して捉まらないように注意してほしいですね。
物価は上がっても住宅の補修や生活機器の更新はやってきます。
計画的なリフォーム対応で、よりよい住宅環境を守っていきましょう。